梅雨で強い雨が続いています(>_<)日本の傘事情とは?【 Part.2 】
2020/07/11
梅雨で強い雨が続いています(>_<)日本の傘事情とは?【 Part.2 】
こんにちはー!青霄書法会の神谷です!
全国で雨が続いており…
近年、「あれ?ゴールデンウィークあけて…気づいたら夏?」
みたいな程、梅雨の季節が感じられないことも多かったですが…
今年は、ずーーーーーーーっと雨、ですね!本当に!
前回、雨傘のお話のかじりで~
日本の雨に濡れたくない感覚に触れましたが…
今回は、日本の「傘」にまつわるお話をしたいと思います!
<かつての“傘”>
日本の歴史に『傘』が登場するのは、
552年に朝鮮半島の使者が、日本の天皇に献上したときだそう。
ただし、このころの『傘』は「雨傘」ではありません!
棒に天蓋のような布が張られたもので、
開閉できるようなものではなかったらしいです。
位の高い人が、従者に持たせて日よけにする…
ようなものだったそうです。
傘は、富と権力の象徴だったんですね~( ゚Д゚)
日本では、「魔除け」としても使われたそうですが、
やはり富と権力の象徴であったことには変わりなく~
平安時代・鎌倉時代になって、
開閉できる和傘が登場したそうです(#^^#)
当たり前に開閉している今じゃ考えられないですが、
当時の技術では相当高いものだったようで!
その後、江戸時代になると、商業が栄え、
傘の生産もどんどん増えてゆきー(*´ω`*)
当時の絵には、夕立の中を傘をさしてゆく姿があったり、
婦人がおしゃれな傘を持っている様子も描かれていて~
傘が生活必需品であるともに、ファッションとしても
使っていたことが伺えそうです☆
はたまた~
歌舞伎や日本舞踊、茶道でも和傘が使われ、
今なお伝統の中に息づいているんです♪
明治時代になると、洋傘が伝わり、
折り畳み傘~ビニール傘~と進化を遂げるにあたり、
和傘の需要は少なくなりました。
ちなみに~
ヨーロッパでは、「傘」は権力者や裕福な人が
さすものとして根付いていて、
貴婦人がお出かけに傘をさす、というイメージですね☆
18世紀にある紳士が雨の日に傘をさすと笑われた、
みたいなエピソードが残るほど、
傘=権力・裕福さをしめすツールと
考えられていたみたいですね~
はい、今日は「傘」のお話でした!
文化の中に『和傘』が息づいていることが、
なんだか歴史を感じて素敵だな~と思いまして(*'ω'*)
歴史を感じる…といえば、日本の『書道』もしかり!
月に2~4回、趣味として『書道』を始めるのも良いな、
と思っていただけた方は、是非、青霄書法会へ~☆
お待ちしています!