西洋のカリグラフィーと日本の書道
2020/02/18
西洋のカリグラフィーと日本の書道
こんにちはー!青霄書法会の武部です!
日本では、筆・墨を使って文字を美しく書く、
中国古典が起源となる「書道」がありますが…
西洋の「書道」はどんなものなのでしょうか?
西洋では、「カリグラフィー」といい、
『CALLI』・・・美しい
『GRAPHEIN』・・・書くこと
を意味するギリシャ語だそうです。
カリグラフィーが発展した背景には、
文を残すための羊皮紙が高価だったため、
多くの文字を詰め込みつつ、
より美しく書くことが求められたとかなんとか。
書道のお話で大事になってくるのが書体のお話ですが~
カリグラフィーの書体の変化も面白く!
【紀元前1世紀~】
ローマンキャピタルという書体で、
記念碑や墓石に刻まれたそう
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【キリスト教がローマで公認された313年あたり】
キリスト教布教の写本に使われた、
アンシャル体という書体です
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【8世紀の終わり】
カロリンジャンという書体で、
教育普及のため、読み書きしやすい文字を
考案したんだそう
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【12~15世紀】
大学創設などで写本以外の本が必要になり、
スペースを節約する書体、ゴシック体がでてきました。
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【14世紀頃】
ルネッサンスにより古典書体に傾斜をつけた
イタリック体を使用するように
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【17世紀頃】
主にビジネス面で使われた、速く美しく書ける、
カッパープレート体という書体が登場
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【産業革命後】
タイプライターの台頭で活字文化に。
カリグラフィー自体が衰退…
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【19世紀後半】
カリグラフィーを見直す運動がおこり、
少しずつカリグラフィーの文化が広が入り、
20世紀初めには新書体が考案され…
現在に至るそうです!
日本の書道も、写経の需要や
紙が高価だったという背景があり、
通ずるところが多いのかなーと☆
書道に少しでも興味をもたれた方は、
是非、青霄書法会へー!
お待ちしていますー!